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Vol 5

世界中を飛び回っていると様々な人種の方々にお目にかかる。とあるデリー便でのこと・・・。
 スッチーにとってお食事のサービス・タイムが飛行中、もっとも忙しい。
 が、お客様には全く関係ない。
 そんな戦場と化した機内のギャレーの横でいきなりボロ布( )を床に敷きはじめたイスラム教徒らしき男性。
 『聖地メッカ』(アラビア半島にあるイスラムの聖なる地)の方(たぶん・・・)へと向けて、頭を床に擦りつけ、祈り始めた。
「空の上からも祈りを捧げるなんて信仰深いわ  でもお客様、ココで祈りを捧げていると頭の上からコーヒーの聖
水を浴びてしまうわよ〜」
 なんて思いを巡らし感心してる暇は私には、ナ〜イ。

 嘆きつつ「フッ」と、近くのギャレーを見ると、今度はインド人男性が五メートルはありそうなターバンを見事な手捌きでほどき、
それを又豪快かつ、大胆に巻き直し始めた。
 当然、機内はお食事サービスの真っ最中・・・。
『バチッ 』
 コーヒーポットを握しめつつ、そのインド人と目が合ってしまったヴィヴィアン・・・
 とっさにスッチ―のモットーである営業スマイルとともに「ターバンの巻き方、上手ですね〜」
ハッ  ヤッバーイ
 
 待ってました  とばかりに、彼はターバンを得意げに再び解き出し「ターバンの巻き方講座」を開催し始めた・・・??。
 キョエ〜ン!コーヒーをお待ちのお客様の視線が私を呼んでる〜 行かねば〜。
 
 シヴァ神、ヴィシュヌ神、アッラーの神…インド人様…、今度ゆっくり、ナンでも食べながら教えてクダサ〜ィ。



BY ヴィヴィアン
        トビショク

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